今回は、中央・南アジア各国で食べられている餃子の簡単レシピを紹介します。普段とは違う具材や調理法で、いつもの餃子をワンランクアップさせてみてはいかがですか。
インド「サモサ餃子」
スナック感覚でカリカリした食感は病みつきになります。おつまみやおやつにオススメです!
材料(20~25個分)
じゃがいも…大2個
玉ねぎ…1/2個
にんにく…1片
グリーンピース(ゆでたもの)…100g
餃子の皮…1袋(20~25枚)
・カレー粉、サラダ油、しょうゆ、塩、こしょう、揚げ油作り方
1.じゃがいもは数カ所を竹串で刺し、洗った水をつけたままラップで包み、電子レンジで7~8分、竹串がスーッと通るやわらかさになるまで加熱する。玉ねぎとにんにくはすりおろす。
2.1のじゃがいもは熱いうちに皮をむき、ボウルに入れてフォークでつぶす。さめないうちに玉ねぎ、カレー粉大さじ2、油大さじ1を加え、木べらなどで混ぜ合わせる。さらにグリーンピース、にんにく、しょうゆ大さじ1/2、塩小さじ1/2、こしょう少々を加えて混ぜる。
3.餃子の皮の中央に2を小さじ1強をのせ、縁にぐるりと水をぬり、三角形になるように縁を持ち上げて留めて閉じる。
皮の中心にあんをのせ、まわりにぐるりと水をぬる。皮を三方向から持ち上げて中央で合わせ、縁を留める。
4.鍋に揚げ油を中温(約170℃)に熱し、3を揚げる。時々返して全体がきつね色になったら、取り出して油をきる。
※電子レンジを使う場合は500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。
(1個分 74kcal、塩分0.2g)
基本的にはそのまま食べても十分美味しいですが、サルサソースやケチャップ、タバスコにディップしても相性抜群です!
ネパール「モモ」
野菜たっぷりでスパイシーなのが特徴です。飽きが来ないので、食べ出したら手が止まりません。
材料(約50個分)
餃子の皮50枚
■ モモの具
鶏ひき肉200g
ねぎのみじん切り大さじ3
ニラのみじん切り大さじ3
トマト1/4個
たまねぎ1/4個
キャベツ1/6個
にんじん1/3本
塩コショウひとつまみ
クミンパウダー 大さじ1
ガラムマサラ 小さじ1
チリパウダー お好みの量■ モモのソース
ニンニク 1片
たまねぎ(小)1個
ねぎお好みの量
にらお好みの量
トマト1個
カットトマト缶1缶
ししとう(お好み)2、3本
塩大さじ1
クミンパウダー 大さじ2
ガラムマサラ 小さじ1or2
黒すりごま大さじ3
甘めの梅干し(小)5個くらい作り方
1.<具の準備>野菜をすべてみじん切りにし、ひき肉、塩こしょう、スパイスを加えてよく混ぜる。
2.<餃子の包み方1>皮のまわりに水をつけ、中心に小さじ1の具をのせる。
3.<餃子の包み方2>真ん中に皮のひだを寄せるように両手の指を使って包む。
4.<餃子の包み方3>すべてのひだを中心で合わせ、ぎゅっと力をいれてくっつける。具がはみ出す場合は、具の量を減らす。
5.<餃子の包み方4>蒸している間に開いてこないよう、最後に中心を指できゅっとつまむ。指を水で濡らすとやりやすい。
6.できた餃子を蒸し器に入れて約20分蒸す。
7.<ソース作り>野菜はすべてみじん切りにしておく。みじん切りにしたニンニクを油で炒め、玉ねぎを加える。
8.玉ねぎがしんなりしてきたらねぎとにら、トマトを加えてさらに炒める。
9.トマト缶を加え、10分くらい煮込む。
10.塩、ししとう、ガラムマサラ、クミンを入れ、さらに5分くらい煮込む。
11.すり黒ゴマをいれる(一気に赤色が黒くなるけど、心配しない)。
12.最後に種を取ったうめぼしをこまかくちぎって入れ、火を止める(酸味がついておいしくなります)。
13.蒸し上がったモモにソースを添えていただきます。
調理時のポイントは、具に入れる野菜は水気が多くなければ何でもOKです。ひき肉と野菜の量が半々になるくらいに調整してください。
トルクメニスタン「ヒンカリ」
小龍包のような形状で、肉汁と香菜がたっぷりな水餃子です!
材料(4人分)
皮
強力粉 200g
ぬるま湯 100CC
塩 少々具材
合いびきミンチ 100g
コリアンダー 1/2束
ベーコン 50g
玉ねぎ 50g
塩、こしょう 適宜
コリアンダー(粉末) 小さじ1ビーフブイヨン 大さじ1
つけタレ
サワークリーム 50g
レモン汁 大さじ1
塩、こしょう 適宜
ディル(みじん切り) 小さじ1作り方
1.【皮を作る】ボールに皮の材料を入れ、良く練り合わせる。一まとめにして、ラップをして30分程寝かせる。棒状に伸ばして20~25個に切り分け、綿棒でのばす。
2.具材の材料をボールに合わせて良く練り合わせる。
3.(1)で(2)の具材を包む。
4.ビーフブイヨンを水800cc程に溶かして沸騰させ、(3)を茹でる。
5.つけタレの材料を合わせて、添える。
パクチー好きなら、パクチーの量を増やしたり、苦手な方は他の香菜に置き換えると良いと思います!
モンゴル「ボーズ」
小籠包に似たモンゴルの蒸し餃子です。材料も工程もシンプルですが、簡単で美味しいです!
材料(3〜4人前)
薄力粉250g
水様子を見ながら
豚肉300g
玉ねぎ小1個
にんにく 1欠片
生姜 お好みで
塩(あれば岩塩)小さじ1/2程度
こしょう少々作り方
1.皮)小麦粉に少しずつ水を加えながら混ぜ、耳たぶ程度の柔らかさにまとまったらラップをかぶせて15分休ませる。
2.餡)豚肉、玉ねぎ、にんにく、生姜をみじん切りにする。(粗みじんでOK)
3.餡)2を全てボウルに入れて混ぜ合わせ、大さじ1程度の水(分量外)、塩とコショウで味を調える。
4.15分休ませた皮の生地を2等分しそれぞれ棒状に伸ばす。直径3cm、厚さ2cm程に切って丸め、麺棒で薄く円く伸ばす。
5.生地は乾燥しやすいので、手早く餡を包んでいく。普通の餃子の包み方でもOK!
6.蒸し器で15〜20分蒸したら完成!
調理のポイントは、挽肉を使わずにみじん切りにするひと手間をかけることです!もちろんラム肉が手に入れば、ラム肉で代用するとさらに本場に近い味になります。
モンゴル「ホーショール」
モンゴル料理は、肉と小麦粉と野菜が少し必要な材料で、使う食材は少なくシンプルなレシピが多いです!主食にはもちろん、おつまみにもオススメです。
材料(4人前)
生地
小麦粉 250g
水 100㎖具材
合い挽き肉 200g
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
塩 小さじ1
コショウ 少々
水 大さじ1
揚げ用サラダ油 適量作り方
1.生地作り
ボールに小麦粉と水を入れて混ぜます。2.耳たぶくらいの固さ(弾力・しっとりさが出る)になるまで5分ほど捏ねます。その後、ラップをして15分休ませます。
3.具材作り
牛ひき肉、玉ねぎ・にんにくのみじん切り、塩、コショウと味が良くなじむように水(大さじ1)を加えて、手でよく混ぜます。4.15分休ませた生地を3等分にします。
5.棒状にして12等分にします。目安は一つ30gくらい。
6.軽く打ち粉をして、棒で薄く丸く伸ばしていきます。
7.具材を生地の半分に平らに置きます。
8.生地を2つに折り重ね、手のひらで軽く空気を抜いてぴっちりと閉めてから、ふちを押し付けていきます。
9.ふちを端から少しずつ折りたたみ、ヒダをつけていきふちを閉じていきます。
まずはそのままで食べて見てください。お好みでケチャップや醤油をかけても合いますよ!
海外の餃子を手作りして、味や調理法の違いを楽しもう!
今回は中央・南アジア各国で食べられている餃子の簡単レシピを紹介しました。国によって餡の中身や調理法が異なっており、餃子には無限の組み合わせがあることを実感できます!普段なかなか食べることのない世界の餃子を作ってお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。