お弁当のおかずはもちろん、自炊の強い味方といえば冷凍食品。便利だけど味はイマイチ、というイメージは今や昔のこと。今では便利なのはもちろん味も美味くて、コストパフォーマンスも超優秀!使わない手はないほど、日々の自炊に欠かせない存在になっています。
冷凍食品のストックが全くない人は、わずか2.4%!
マルハニチロ株式会社が20歳~59歳の男女を対象に行なったアンケートによると、冷凍食品を使う頻度が「月1回以上」と回答した人は全体の62.6%。その中でもお弁当を作る人に限定すると、全体の81.7%が冷凍食品を使っているそうです。
さらに同調査では、普段何個くらい冷凍食品のストックがあるかについてもアンケート。結果は次の通りとなっています。
普段常備している冷凍食品の数
0品……2.4%
1品……7.6%
2品……17.9%
3品……22.5%
4品……6.6%
5品……21.2%
6品~9品……8.1%
10品~14品……10.1%
15品以上……3.6%
ボリュームゾーンは「3品」と「5品」。全く常時していない「0品」はわずか2.4%しかおらず、ほぼ全員といっていい97.6%の人が何かしらの冷凍食品を常備していることが判明しました。
では具体的にどのような冷凍食品を常備しているのでしょうか?まず同調査による「よく購入する冷凍食品」の結果を見てみましょう。
よく購入する冷凍食品
1位 餃子……49.1%
2位 からあげ……44.7%
3位 ハンバーグ……39.1%
4位 チャーハン……37.8%
5位 コロッケ……33.7%
6位 枝豆・茶豆……31.4%
7位 うどん……26.5%
8位 シューマイ……26.1%
9位 パスタ……24.5%
10位 フライドポテト……20.3%
1位は「餃子」。実は餃子は同調査による「昔より美味しくなったと思う冷凍食品」「献立にもう1品足したいときに使いたい冷凍食品」「自身で調理するよりおいしいと思う冷凍食品」のアンケート調査でも、それぞれ1位を獲得。まさに冷凍食品界の王者ともいえる存在なのです。
冷凍餃子は電子レンジではなく、フライパン調理が必要
しかし、冷凍食品の餃子は他の冷凍食品と決定的に違う点が1つあります。それは電子レンジではなく、フライパン調理が前提である商品が大半を占めていること。つまり他の冷凍食品よりも手間がかかるのに、高い支持を得ているのです。餃子のメニューそのものの人気の高さもあると思いますが、それだけ冷凍食品の餃子は美味しいと感じている人が多いのでしょう。
ちなみに同調査による「昔より美味しくなったと思う冷凍食品」「献立にもう1品足したいときに使いたい冷凍食品」「自身で調理するよりおいしいと思う冷凍食品」の上位5商品は、それぞれ以下のとおりです。
昔より美味しくなったと思う冷凍食品
1位 餃子……28.8%
2位 からあげ……26.4%
3位 チャーハン……24.6%
4位 ハンバーグ……23.7%
5位 コロッケ……17.8%
献立にもう1品足したいときに使いたい冷凍食品
1位 餃子……30.1%
2位 からあげ……29.2%
3位 シューマイ……21.0%
4位 ハンバーグ……19.0%
5位 コロッケ……18.6%
自身で調理するよりおいしいと思う冷凍食品
1位 餃子……28.5%
2位 チャーハン……23.3%
3位 からあげ……18.4%
4位 ハンバーグ……17.1%
5位 コロッケ……16.6%
まさに冷凍餃子の無双状態ですが、二番手を争うのはからあげとチャーハンも、かなり評価が高いことが分かります。からあげのような揚げ物の場合、電子レンジ調理だとどうしてもサクッとした食感を出すのに限界があります。一方チャーハンも主食に近く、「献立にもう1品足したい」には不向きなはず。にもかかわらずどちらもこれだけ高評価を獲得しているのは、称賛に値します。
冷凍技術の進歩によりどんどんクオリティーが上がっている冷凍食品。自炊をより楽しく美味しくするために、うまく活用したいものですね。
【調査概要】
調査主体:マルハニチロ株式会社
調査タイトル :冷凍食品に関する調査2019
調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20~59歳の男女で、月に1回以上冷凍食品を利用する人
調査期間 :2019年9月18日~9月19日の2日間
調査方法 :インターネット調査
有効回答数 :1,000サンプル