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「ミラクルミート」を使った「ミラクルミートの餃子」が2021年6月10日より味千拉麺の熊本県内10店舗にて先行販売

発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップであるDAIZ株式会社は、ラーメン店チェーンの味千拉麺にて「ミラクルミート」を使った「ミラクルミートの餃子」が2021年6月10日より熊本県内10店舗にて先行販売します。

将来的には国内の71店舗の味千ラーメンに加えて、中国・香港を中心に日本式ラーメンや日本料理を展開している味千中国控股有限公司(Ajisen China Holdings)が展開する海外740店舗での販売展開も目指します。

商品概要

商品名:ミラクルミートの餃子

商品特徴:お肉を使用せず、植物肉「ミラクルミート」を使った植物性の餃子です。ヘルシーなのに満足感のある味わい、旨味たっぷり、クセになる美味しさの餃子に仕上げました。

提供内容と価格:
① 焼き餃子(5個入、税込320円)をご注文の方へ、ミラクルミートの餃子を1個無償提供※1
② 焼き餃子(10個入、税込630円)をご注文の方へ、ミラクルミートの餃子を2個無償提供※1
③ ミラクルミートの餃子(5個入、税込320円)を単品で販売※2

先行販売店舗:熊本県内の味千ラーメン(直営8店舗)+桂花ラーメン(直営2店舗)
<味千ラーメン>8店舗
本店、東バイパス店、光の森店、富合店、イオンタウン田崎店、有明店、水俣店、荒尾グリーンランド前店
<桂花ラーメン>2店舗
本店、鶴屋店

※1 実施期間は2021年6月10日(木)~7月11日(日)の約1カ月間です。
※2実施期間は2021年6月10日(木)~9月12日(日)の約3カ月間です。

味千ラーメンについて

 1968年(昭和43年)熊本市中央区熊本県庁正門横の7坪8席の小さな店舗で開業。県庁訪問時に美味しいラーメン屋さんがあると口コミで噂になり多くのお客様にご来店いただき瞬く間に繁盛店へと成長、3年後にはフランチャイズ展開や製造工場(後の重光産業㈱)を設立し熊本県内及び県外へも進出。1994年には海外初出店(台湾※のちに撤退)、1996年には香港へ進出したことがきっかけに注目度を上げ世界各国に出店。現在、世界14の国・811店舗を展開する世界一のラーメンチェーンへと成長しました。

DAIZの発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」について

 2050年までに地球上の人口は100億人に達すると予測されています※3。世界的な人口増加と新興国の経済成長により、2030年にはタンパク質の需要に供給が追い付かなくなる「タンパク質危機」が起こり、タンパク質の需給がひっ迫することで、これまで以上に食肉価格の高騰が予想されています。そこで、「植物肉」が代替タンパク質として注目されており、その市場は世界で9兆円を超えると見込まれています※4。
 植物肉が、牛肉・豚肉・鶏肉と同じように食卓に並ぶ時代が到来しています。

 これまでの植物肉に使用されてきた主原料は大豆搾油後の残渣物(脱脂加工大豆)であったため、①味と食感に残る違和感、②大豆特有の青臭さや油臭さ、③肉に見劣りする機能性(栄養価)といった課題が残っており、本格的な普及の妨げとなっていました。

 DAIZの植物肉は、原料に丸大豆を使用しています。さらに、独自の発芽技術によって、これまでの課題を解決する植物肉「ミラクルミート」の開発に成功しました。

<DAIZの植物肉「ミラクルミート」の特徴>

特徴1.原料に丸大豆を使用

 これまでの植物肉は、大豆搾油後の残渣物である脱脂加工大豆を主原料としていましたが、DAIZの植物肉「ミラクルミート」は原料に丸大豆を使用しています。さらに、オレイン酸リッチ大豆を使用することで、大豆特有の臭みを無くし、異風味を低減しています。

特徴2.旨味や栄養価を増大、肉様食感を再現する独自技術
 味や機能性を自在にコントロールするコア技術「落合式ハイプレッシャー法」※5で大豆を発芽させ、旨味や栄養価を増大させます。その発芽大豆をエクストルーダー(押出成形機)※6にかけ、膨化成形技術※7により、肉のような弾力と食感を再現しています。これらの独自技術により、異風味を低減した植物肉「ミラクルミート」を製造しています。

特徴3.独自製法による価格競争力
 旨味や栄養価が増大した発芽大豆を使用しているため、他の原料や添加物を何も足さずして、植物肉原料が完成しています。発芽タンクを用いた独自の製造プロセスにより、原価低減を実現し、牛肉・豚肉・鶏肉に対し、価格競争力があります。

▲DAIZの植物肉「ミラクルミート」の製造工程
※3 国連推計「世界人口推計2019年版」より。
※4 UBS調べ。
※5 大豆の発芽中に酸素・二酸化炭素・温度・水分などの生育条件を制御し、酵素を活性化させることで遊離アミノ酸量が増加し、素材の旨味を引き出す栽培法。(特許第5722518号)
※6 食品加工時に使用される機械。材料に水を加えながら、高温下でスクリューで圧力をかけ押し出すことにより混練・加工・成形・膨化・殺菌等を行う装置。
※7 特許申請準備中。

DAIZのサステナビリティ、地球温暖化の解決に寄与する植物肉

 昨今、地球温暖化が私たちにとって大きな課題となっています。国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」に対し、DAIZは地球温暖化の解決に寄与する「植物肉」を普及させることにより、目標達成に向けて貢献しています。

 地球温暖化は、二酸化炭素・メタン・一酸化炭素・フロンなどの温室効果ガスが原因と言われています。温室効果ガスの最も大きな排出源は電力(火力発電など)ですが、同等に大きな排出源となっているのが、農業・畜産業※6です。世界で飼育されている15億頭もの牛による二酸化炭素や腸内ガス(メタン)の排出が温室効果ガスの大きな要因となっており、私たちの食生活の見直しが求められています。

 植物肉は「次世代のお肉」として、温室効果ガスの排出を抑える効果の高い植物性食品です。地球温暖化を防ぐため、私たちが今からでもできることは、なるべく地球にやさしい植物肉を食生活に少しずつ取り入れることです。牛・豚・鶏に次ぐ「植物肉」の普及を通じて、DAIZはサステナブルな世界を目指してまいります。

※8 IPCC「Global Greenhouse Gas Emissions Data」より。

公式サイト

https://www.daiz.inc/